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何かを間違ってしまった日本昔話

むかしむかし、いたるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
それに、いくつもの大きな大きな桃が川からはどんぶらこと流れ、山からはごろんごろん転がり、空からはふってきます。
川から流れてきた桃の中の赤ん坊は船酔いでげろまみれ、山から転がってきた桃の中の赤ん坊は全身打撲で重症、空から降ってきた桃の中の赤ん坊は着地の衝撃でプチュッとなったりします。。。
たまに道端で話をしているおじいさんたちの頭に桃が降ってきて、誰かが死んだりします。あ、言っているそばからおじいさんが危ない!…種無しの熟れて腐りかけの桃でした。おじいさんは助かりました。
たまに道端で畑仕事をしているおばあさんに山から桃が転がってきて、誰かが死んだりします。あ、言ってるそばからおばあさんが危ない!…おばあさんのご冥福をお祈り致します。